大阪都構想に関する九つの問題点 八代勝美
大阪の再選挙23日に行われます。私は、税金の無駄遣い以外の何物でもないと思いますが、
何が問題なのか橋下市長(当時)は云わずに、只 大阪都、大阪都、― - -と喚いていますが、大阪都構想についての問題点 示しておきます。橋下氏及び松井知事に問いただしてほしい。
① 大阪市を解体して分裂させる構想である。
② 大阪市の財産・資産を府域全体にバラマク 構想である。
③ 大阪市を八つに分割することで非能率となる。
④ 経済等の集積する大都市の牽引力を破壊する構想である。
これは橋下氏を徹底的に追及すべき事柄である
⑤ 経済政策上 有効性が認められない構想である。
⑥ 財政的制約を無視して、実現不可能な大規模プロジェクトを喧伝する構想である。
大阪府も大阪市も巨額の累積債務 抱えている。さらに赤字の上塗りである。
⑦ 二重行政・二元行政というが、これを解消することに何等資しない。
大阪府立大學、大阪市立大学が併存すること無駄というのなら、両大学を国立大学法人 大阪大学に統合すればよいのである。こんなことできっこない。
⑧ 100年以上前に設定された大阪府域を広域行政の基準とする中途半端な構想である。
大阪府の面積 岐阜県高山市よりも小さく、広域云々など無意味である。むしろ
京都府・京都市、兵庫県・神戸市、そして堺市と連携すべきで、橋下氏が信用されていないことのほうがもんだいである。
⑨ 市町村自治体の存在意義を否定するに等しい構想である。
特別区を置けば、市民に身近な自治体というのは、噓であ。一つだけ例示しておく。
政令指定市である大阪市(堺市も)は、国(近畿地方整備局)が管理する直轄国道を除いて、
補助国道、府道、市道を纏めて管理している。市民は市土木関係事務所にいけば解決す。
ところが特別区を置くと、各区の事務所に、府道は府の関係事務所に行かねばならない。
特別区が、法人格を有する独立した団体となつているからである。
堺市は、このことに気ずき、「大阪維新の会」を当選させなかった。
- 最終更新:2014-03-17 19:17:50