国家戦略特別区域法 八代勝美そのⅡ 八代勝美


小池東京都知事が、7月4日 安倍首相と会談し、「東京の世界における金融
の位置づけは最近低下している」と指摘し「規制が緩和される国家戦略特区の
制度を活用し東京を盛り上げたい」と意欲を示した。
 この特区とは、2013年12月25日に制定された「国家戦略特別区域法」を
いうが、安倍総理が主張している規制緩和、企業が活動しやすいように岩盤
規制に穴をあける、の法的裏付けを意味するからである。
 そもそも、国家戦略特区とはなにか。
それは、強きものの新自由主義であり、地方公共団体の条例制定権を侵害
するものであり、医療に市場原理を導入し、混合診療を認め、医療費が
高騰することも黙認するものである。農地を農民から資本へ移すものである。
国家戦略特区とTPPは新自由主義の双子と言われており、庶民の暮らしが
市場に投げ出されると言われている。
 さきの、東京都知事選で、選挙公約らしきものは殆ど公表されず、唯 
猪瀬・舛添前知事の所業だけが非難され、小池氏の票の増大につなが
った。鳥越氏が出馬表明つれたのが、知事選公示直前であり公約につ
いても付け焼刃的 感じたのは否めないことであった。小池都政に目を
離してはならないと思う。 来年6月に執行される都議会議員選挙に
各政党が公約だすと思われるが、小池氏の亜流になるのか、ならないのか
注視する必要がある。


  • 最終更新:2016-08-07 17:44:53

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