小沢一郎 様 


 小沢一郎 様 
留まる所を知らない日本の右傾化を座視するに耐え難く、秋の選挙に勝利してこれを食い止めるべく、唐突なメールになりました。どうかお許しください。今回の選挙でも政権側のもくろみ通りアベノミクスが争点になれば、前回同様自公の楽勝でしょう。自公が勝てば国民の信任を背景に、いよいよ憲法改正に踏み込んで来るでしょう。由々しき事態ですが、これは簡単に阻止できます。平和勢力が消費税率5%への引き下げを掲げて、今回の選挙を消費税選挙にすればいいのです。首相がよほどのバカで無い限り今回も10%への引上げを延期するでしょう。こちらはそれを見越して、また反消費税色をより鮮明にするために、最初から5%を打ち出すのです。

思い出して下さい。今日の一強多弱・自公専横は、当時の管首相が突然消費税引き上げを言い出したために起きました。あれで国民の支持を失い参院選に惨敗して、自公に道を開きました。しかし消費税で奪われた政権は消費税で簡単に奪還できます。安保法案も消費税によってのみ廃止できるのです。これまでのようなイデオロギー一辺倒では、これまでのように100%負けます。毎日を必死に生きている我々大衆にとっては政治よりも生活です。10年後の戦争よりも今日のミルク代です。我々は、国民が熱烈に支持するアベノミクスによって、国民が支持しない安保法案を成立させた安部首相の手法に学ぶ必要があります。経済政策への熱烈な支持無くして政治的目的は達成できません。消費税こそがまさにそれです。

消費税は消費抑制税・成長抑制税です。消費無くして生産も設備投資も経済成長も有りません。そして成長無くして財政再建も福祉もありません。現状は、財政再建と称して消費抑制税を引き上げたために経済成長も財政再建も、ひいては福祉充実も不可能にしています。従がって、消費税引き下げは、選挙戦術として有効であると共に経済政策としても正解です。

小沢代表のこの指とまれで、消費税引き下げのシングルイシューの下に野党を結集出来れば、これまでの選挙が全てそうであったように、反消費税勢力の地滑り的勝利が確実です。三党合意の一方である民主党はこれから外れるでしょう。私は生活・共産・社民の枠組みを想定しています。これをやれば確実に勝ち、やらなければ確実に負けます。政権を奪回する上でこれだけ簡単で確実な方法が、目の前にぶら下がっているのです。小沢政権も射程内です。これをやらない手はありません。代表ののリードによって日本の進路を正して頂きますよう、切にお願い申し上げます。     大城 拝


  • 最終更新:2016-03-11 00:18:20

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